<栃木・県央グルメ>キジハジメテナク(宇都宮)の抹茶とモンブラン 相性抜群の組み合わせ
宇都宮市大谷地区の山林にひっそりとたたずむ日本茶専門カフェ「キジハジメテナク」。専門店ならではの抹茶と、この抹茶に合うように作られたモンブランは最高の組み合わせだ。
日本茶は市内の老舗「関口園」がアドバイザーとなり、季節に合った茶葉を用意。抹茶(660円)は京都府宇治市産で、苦みがありながらも風味豊かで飲みやすい。
モンブラン(1100円)は、国内産の良質な卵を使用したサクサクのメレンゲの上にふわふわの生クリーム、さらに約1ミリという極細のマロンペーストが山盛りでのっている。茨城県産の和栗のほのかな甘みと香りが口の中で広がり、抹茶との相性抜群だ。
店は、オーナーで大谷石の石材店を営む坂本静和さん(49)が、大谷石の魅力を発信しようと今月オープンした。
同地区ではキジは幸運をもたらすといわれており、店名は季節の移ろいを表した七十二候の小寒末候「雉始雊(きじはじめてなく)」から命名。建物は、築96年の大谷石造りの蔵を改装し、室内2階席からは緑豊かな自然を楽しめる。
坂本さんは「忙しい世の中ですが、風や鳥の声を聴きながら、ゆったりと季節の移ろいを感じてほしい。本当にキジもいますよ」と話した。
▼メモ 栃木県宇都宮市大谷町798の34。午前11時~午後4時半。月、火曜定休。(問)028・612・2023。