観瀑への道、照明で演出 茨城・大子 袋田の滝トンネル一新 23日から

茨城新聞
2023年4月23日

茨城県内有数の観光地で日本三名瀑(めいばく)の一つ、同県大子町袋田の「袋田の滝」で、観瀑トンネル内の照明設備や「恋人の聖地」フォトスポットが改修され、23日にリニューアルオープンする。滝へと向かう道を鮮やかに彩り、観光客をお出迎えする。

壮大な袋田の滝を間近に眺める観瀑台へと通じるトンネルは全長276メートル。トンネル内に常設された照明設備の老朽化が進み、照度不足などの課題があった。国内外からさらなる観光客増加を目指すため、大規模な改修工事を行った。むき出しになっていた電気配管は、羽板を複数並べて覆うデザインを採用。照明を増やしたり、一定時間で光の色を変化させたりと改良と工夫を重ねた。

同町観光商工課は「新たな照明は、環境に配慮した発光ダイオード(LED)に更新された。滝とともに、滝へと向かう道のりを鮮やかに彩る演出も楽しんでほしい」と話す。

また、トンネルの中間地点にある胎内観音脇のスペースに、イベント時の観光案内などを音声と映像で表すプロジェクターを整備し、オブジェのある「恋人の聖地」フォトスポットに、新たに撮影用の2人乗りのブランコを置き、インスタ映えも狙う。

高さ50メートルの第2観瀑台に昇るエレベーターのホールにも、町内の観光を案内するモニターを設置した。

リニューアルオープンの23日は、1日限定で入場無料にする。