「赤米」使い正月飾り作り 佐野のシルバー人材センター

下野新聞
2016年12月14日

 佐野市葛生東1丁目の同市シルバー人材センター葛生連絡所で、神棚や玄関などに飾る正月飾り作りが最盛期を迎えている。

 同所では毎年、玉飾りや門松、しめ飾りなどの正月飾り8種を同センター会員が手作りしている。しめ縄の材料となるわらは、4月下旬に「赤米」を水田で栽培し、7~8月に刈り取ったものを乾燥させて使用。10月下旬から作り始め、約1800個の正月飾りを12月下旬の発送に向け制作してきた。

 快晴の13日は、同センター会員15人が屋外での門松作りに加え、屋内では紅白の幣束やダイダイなどの装飾を編み込まれたわらに取り付けて完成する玉飾り作りなどを行った。

 正月飾り作りの責任者を務める同市中町、石田茂(いしだしげる)さん(72)は「買っていただいた方の家内安全や無病息災を願って、心を込めて作っています」と笑顔で語った。注文の受け付けは終了している。

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