幅広麺が独特の存在感 極太焼きうどん ワイルドキッチンくまくま(宇都宮)

下野新聞
2023年3月8日

宇都宮市の道の駅うつのみやろまんちっく村に近い国道293号沿い。以前は病院だったログハウスに、派手な看板が上がっている。前を通るたび気になって仕方がない。看板メニューの「極太焼きうどん」(並盛りドリンク、サラダセット1100円)を注文してみた。

1人前の鉄板はA4サイズほどもある。3~5センチの幅広麺が、独特の存在感を放っている。モヤシ、キャベツなど野菜もたっぷり。半熟の目玉焼き、バターしょうゆの香りが食欲をそそる。味変のカレーソース、明太マヨソースが付いているのもうれしい。

麺はそば粉入り。群馬名物ひもかわうどんと見た目は似ているが、味は全く違う。焼く前にオリーブオイルで軽く揚げることで外側がカリッと、内側はもちもちした食感に仕上がるという。

オーナーシェフの「KUMAさん」こと斎藤弘美(さいとうひろみ)さん(59)は、会社員からキッチンカー経営を経て、2年前にこの店を開店した。車中泊ができるRVパークも併設している。

「食べて、飲んで、楽しんで、元気になって帰ってもらいたい」が店のコンセプト。大谷石製のピザ窯も気になる。次はこの窯で焼いたピザが食べたい。

■メモ 宇都宮市新里町357の14。午前11時半~午後2時、午後6~9時。火、水曜定休。(問)080・7321・9090。