群馬・みなかみの原沢りんご園にグランピング施設が4月本格オープン 眺望や食が売り
観光農園の原沢りんご園(群馬県みなかみ町布施)は、園内で新たに宿泊事業を開始した。「果樹園グランピングヴィラHARASAWA」の名称で、昨年11月に部分開業。4月にグランドオープンする。農園や谷川岳を見渡せる眺望や、同園のリンゴなど地産食材を使った食事が売り。「全国のリンゴ好きの人に」と呼びかける。
宿泊棟は、農園や谷川岳を見晴らせる定員6人のログハウス「The Apple」と、定員4人で飼い犬も一緒に宿泊できる「Plum」の2棟。夕食は地産の食材を使ったバーベキューで、ソースにリンゴを使っている。
同園は約50年前に開業。オーナーの原沢昭子さん(77)を中心に、リンゴの収穫体験などを提供する。宿泊事業は長男の晃さん(54)が代表、妻の恵美子さん(52)が支配人を務める。晃さんはコロナ禍を機に、都内のホテル運営会社を早期退職し、家業に従事。以前、母の昭子さんが「いつか農園にコテージを作りたい」と口にしていたことを思い出し、事業を着想した。
開業には経済産業省の事業再構築補助金を活用。宿泊事業について晃さんは「リンゴ園だけだと、農閑期の来客はゼロ。どの季節も景色がきれいなので、一年中お客さんに来てほしい」と話す。
1泊2食付きのプラン(2万570円~)や素泊まりプラン(1万120円~)など。ホームページ(https://www.gunma-glamping.com/)から予約を受け付けている。問い合わせは同園(電話0278-64-1417)へ。