飛躍の年願い長い列　龍蔵寺・青柳大師で年に1度のご開帳　群馬・前橋市

　厄よけで知られる群馬県前橋市の龍蔵寺・青柳大師で3日、祭っている天台宗の高僧、慈恵（じえ）大師（元三｟がんざん｠大師）の命日に合わせて年に1度、大師像を公開する「ご開帳」が行われた。多くの参拝客が列をつくり、新たな年の幸せを願った。

3日午前0時、大師像を安置する厨子（ずし）を開いて護摩を焚（た）き始めた。真木興空住職は「うさぎ年は飛躍の年と言われているように、今までコロナ禍で我慢を強いられていたのが、跳躍して変化していくことを感じる」と話した。

家族と訪れた伊勢崎市の男子小学生（4年）は「健康に過ごせる一年にしたい。学校のテストで100点をたくさん取れるよう頑張りたい」と笑顔だった。

混雑を避けて参拝してもらうため、お守り授与所は境外に設けた。