《釣り》茨城・常陸沖で寒ヒラメ狙い 最盛期、短時間で釣果も

茨城新聞
2022年12月18日

冬の常磐エリアを代表するサーフゲームの人気ターゲットといえばヒラメ。12月は日立周辺をはじめとする県北エリアが最盛期を迎える。秋シーズンから好調が続き、土日となれば多くのアングラーが集まる日立市水木町周辺のサーフのポイントへ出かけた。

サーフゲームのタックルは比較的手軽だ。ロッドは10フィート以上で40グラムまでのルアーを投げられれば専用でなくとも十分可。リールはスピニングの4000番でハイギアタイプが使いやすい。ラインはPEラインの1号から1・5号、リーダーは5号から6号であれば、ナイロンでもフロロカーボンでも差はない。近年は細糸を好む傾向にあり、PE1号にリーダー5号という人も多い。

ルアーはフローティングミノーやシンキングミノー、シンキングペンシルにワームとジグがあれば十分だが、サーフ専用モデルであれば使い勝手がよい。

釣行したポイントは根が点在するエリアで70センチを超える「座布団ヒラメ」が揚がったこともある。加えてヒラメの好むカタクチイワシも回遊しており雰囲気は十分あった。しかしソゲクラスとアイナメのみで釣行初日は終わった。

2日目は強風の影響でサーフは大しけ。そこで涸沼川河口からやや奥まったエリアで釣行スタート。しかしうねりとごみで釣りにならない。イナッコが多くいる上流へ移動。すると1投目から何と70センチのヒラメがかかってしまった。薄暗くなるとシーバスのボイルが始まり、ヒラメは沈黙。獲物はヒラメとシーバスの2日目だった。サーフが荒れたときこそリバーヒラメが狙い目かも。

3日目は仕事の休憩時間に店の近くサーフへ。前日にカタクチイワシが打ち上がり、中型の青物が多数揚がったらしく、居残りのヒラメを狙った。暗くなり始めた夕マズメのタイミングでシンキングペンシルのフォール中にヒット。

夕マズメに釣れた約70センチの青物

 

 

50センチのヒラメではあったが、タイミングが合えばわずか30分の釣行で結果が出るのがサーフゲームの面白さだ。その後約70センチの青物を追加できたが、大型のヒラメは釣れなかった。しかし諦めずにポイントに通えばいつかは「座布団ヒラメ」を釣る日も来るだろう。寒ヒラメを狙って水温が10度を下回る年明けまで挑戦してみてはいかが。(上州屋日立店・根本雅透)