米焼酎「Shiou」発売 ポピーの花酵母で醸造 茨城・下妻

茨城新聞
2022年12月25日

茨城県下妻市特産品研究開発協議会が企画した米焼酎「Shiou」(720ミリリットル)が発売された。同市産の酒造好適米「ひたち錦」と、小貝川ふれあい公園(同市)のポピー畑で採取したポピーの花酵母を使い開発した。製造は来福酒造(筑西市)が担った。ポピーの花酵母による焼酎は全国でも唯一という。

発表会が14日、下妻市本城町の市役所であり、菊池博市長や米生産者の小林稔さんが出席。同酒造の藤村俊文社長は「米のすっきり感とうまみがある。ロックがお勧め」と紹介した。市はふるさと納税の返礼品にも加える予定。初回出荷量は700本で、価格は1本1540円。

同協議会は下妻市、県、JA常総ひかり、同酒造が地酒開発を推進。2018年12月にはひたち錦とポピーの花酵母を使った純米酒「紫煌(しおう)」も発売している。