円形トンネル、鮮やか　平和願う電飾、街彩る　茨城・鉾田

茨城県鉾田市鉾田の市商工会館に、年末恒例のイルミネーションが点灯した。数多くの発光ダイオード(LED)が中心市街地を鮮やかに彩っている。2023年2月28日まで、午後5～11時に点灯する。

今回のテーマは「平和」。直径約16メートル、高さ4メートルの円形のトンネルを赤や青、緑に電飾。中心部分はシダレザクラをイメージし、天井と壁面にピンク色のLEDが輝いている。

点灯を始めた9日は、先着100人にお菓子や市商工会女性部手作りのお守りがプレゼントされ、子ども連れなどでにぎわったほか、県立鉾田一高・付属中の生徒による募金活動も行われた。

市商工会(荒野吉生会長)によるイルミネーションは、東日本大震災で被災した中心市街地に明るさを取り戻そうと2013年から実施。石崎省吾実行委員長(43)は「コロナ禍やウクライナ問題など暗い話題が多いので、鉾田から平和を発信したい」と話した。プレゼント配布は23日にも行われる。