明るい新年になりますように 日光二荒山神社・神橋で「すす払い」

下野新聞
2022年12月12日

世界遺産「日光の社寺」の玄関口となる栃木県日光市上鉢石(はついし)町の日光二荒山神社・神橋で12日、1年の汚れを落とす年末恒例の「すす払い」が行われた。

晴天のこの日は、午前9時ごろから神職と八乙女(やおとめ)(みこ)の計5人がすす払いを行った。5人はおはらいをした後、神橋へ移動し笹(ささ)竹を使って欄干や擬宝珠(ぎぼし)にたまったほこりなどを丁寧に払い落とした。

同神社の福田直之(ふくだなおゆき)権禰宜ごん(ねぎ)(39)は「すす払いは、その場所をはらい清めて神様をお迎えする正月準備なので、心を込めて行った。来年は明るく、良いことがたくさんあるように願っている」と話した。同神社では初詣を前倒しする「幸先詣(さいさきもうで)」を今年も実施している。