3種の新商品開発 那珂川町加工施設 道の駅ばとうで販売 イノシシ肉ソーセージ

下野新聞
2022年11月24日

【那珂川】町イノシシ肉加工施設は、新たなイノシシ肉の加工品として、シソ味と辛みそ味のソーセージ2種、ソーセージ5本分のボリュームがあるフランクフルトソーセージの三つの新商品を開発した。今月から北向田(むかだ)の道の駅ばとうで販売している。夏場に脂のりが減るイノシシ肉の有効活用を図る。

同施設の定番商品の一つ、イノシシ肉ソーセージに続くバリエーション。新たなソーセージは、シソと辛みその風味がイノシシ肉のうまみにぴったりマッチした仕上がりとなった。

フランクフルトソーセージは、イノシシ肉の味わいをたっぷりと楽しめる15センチほどの大きさだ。

同施設は町内外の野生イノシシ肉を精肉に加工し、「八溝ししまる」のブランド名で販売していたが、豚熱の影響で県内の野生イノシシ肉の取り扱いが現在できなくなっている。代替として今春から、千葉県産の野生イノシシ肉を入荷し、食肉に加工している。

同施設職員の高沢和也(たかさわかずや)さん(34)は「いずれの加工品も、単に焼くだけでなく、スープや煮込みにするとイノシシ肉のうまいだしが取れる。いろいろな味わい方を試してほしい」と話している。

ソーセージはシソ味、辛みそ味とも10センチ大が5本入り、100グラム450円。フランクフルトソーセージは1本入り、100グラム500円。(問)同施設0287・92・4401。