JR友部駅、笠間の名所や行事PR 自由通路に写真パネル

茨城新聞
2016年10月28日

JR友部駅(笠間市南友部)の南北自由通路の空間を活用しようと、同通路を管理する市は27日、笠間つつじ公園のツツジなど、市内の名所・名物、行事の写真パネル15枚を壁面に設置した。市民が郷土の良さを見直し、市外からの利用者が笠間の魅力を知る常設展示にしたい考え。

同通路は2007年3月に供用開始。昨年の市政懇談会で住民から「市の玄関口なのにPRに活用できていない」旨の意見が寄せられたのを踏まえ、展示を決めた。

パネルは目立つよう、縦1メートル、横1・8メートルの大きいサイズで、常設に耐えられるアルミ複合板を採用。同公園のほか、稲田石が産出される石切山脈、全国有数の生産量を誇るクリ、奇祭「悪態まつり」など風景写真を中心に、ガラス張りの壁面に並べた。

観光客への配慮で、名所のパネルの右下にはQRコードを記し、スマートフォンなどで読み取ると地図が表示されるようにした。

写真は笠間観光協会のフォトコンテストの作品や市秘書課で撮影したものを使用。市によると来年度以降は通路に展示する写真を募集し、一部を優秀作品に差し替えていきたいという。

市内から電車で通学する県立水戸三高1年、高木莉緒さん(16)は「いままで(通路は)味気なかったが、華やかになった。笠間の良さをたくさんの人に知ってほしい」と話した。 

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