古河 楽しく街歩き 史跡、名店巡りプレゼントも

茨城新聞
2016年9月18日

古河市本町1丁目のJR古河駅を起点にした街歩きイベント「こがにゃんこと歴史散歩」が17日、開幕した。史跡14カ所と名店10店を巡るスタンプラリーで、女性などに人気の高い同市の非公認キャラクター「こがにゃんこ」を特製マップに活用している。初日から、多くの観光客が詰め掛け、城下町の街歩きを楽しんだ。

同イベントはJR東日本大宮支社と駅ビル「VAL古河店」が初めて企画し、25日まで実施される。

対象の史跡は、同駅周辺の旧古河城跡にある古河歴史博物館や歴代古河藩主の墓がある正定寺などで、スタンプは史跡では無料、名店では買い物や飲食をした場合に押してもらえる仕組み。スタンプを四つ以上集めた人には、先着順や抽選で特産品などがプレゼントされる。

専用台紙を兼ねる特製マップはカラー見開きA3サイズで、各史跡の歴史解説も記され、同駅などで無料配布されている。

昭和初期の商家の建物を再利用したレストラン「サンローゼ」でスタンプを押してもらった東京都北区の蚊爪絵美さん(29)は「古河の街は自然があって石畳が多く雰囲気が良い」、八千代町の石塚綾子さん(29)は「全部は回り切れないが、スタンプ四つの参加賞には手が届くかもしれない」とそれぞれ話した。

同駅ビルの柴田雅之係長(37)は「駅と街の歴史、商店を結び付ける企画。若い人や女性に古河の史跡を知ってもらう機会にしたい」と参加を呼び掛けている。

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