「夏の風物詩」トウモロコシ出荷最盛期 茨城・結城
茨城新聞
2022年6月29日
甘くみずみずしい「夏の風物詩」、トウモロコシの出荷が最盛期に差しかかった。生産が盛んな茨城県結城市の農家では、気温が下がり実に養分をため込む未明から収穫や出荷作業に当たり、新鮮なうちに首都圏の市場などに届けられた。
JA北つくば結城園芸部会トウモコロシ部の宮田理也(みちや)さん(65)方の作業場(同市大木)では27日午前3時ごろから品種「味来(みらい)」の出荷作業に追われた。作業員5人ほどが絶え間なく手を動かし、大きさごとに選別してコンテナに詰めた。味来について宮田さんは「大きさではなく味で勝負。糖度が高く皮が柔らかい」と説明した。
この日出荷したのは約6千本。同JAによると、同部会の会員70人が約230ヘクタールを栽培、今週末から来月上旬ごろに出荷最盛期を迎える。同市新福寺のJA直売所「きらいち結城店」などで販売している。