小笠原クルーズ 大洗港を出航 群馬県などの290人が5泊6日の旅
上毛新聞
2022年6月29日
世界自然遺産の小笠原諸島を大型客船「にっぽん丸」で巡る「夏の小笠原クルーズ」(上毛新聞社、下野新聞社主催)の一行は26日夕、茨城・大洗港を出発した。群馬県からの68人を含む約290人が参加。父島往復の5泊6日の船旅を満喫する。
同クルーズは当初、2020年5月に実施予定だったが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて延期。乗船直前のPCR検査など態勢を整えて実現した。
出航前、茨城・大洗高マーチングバンド部が歓迎。30分ほどの演技で、にぎやかに一行を見送った。友人と乗船した愛知県刈谷市の真野克浩さん(59)は「演奏で気分が高まった。イルカと遊ぶのが楽しみ」と声を弾ませた。
出航後のオリエンテーションで上毛新聞社の内山充社長・主筆は「小笠原は船でしか訪れることのできない島々です。一生の思い出となることを願っています」とあいさつした。