新作の小判 お目見え 鬼怒川・川治温泉観光情報センター 3月末まで「きぬ姫飾り」
下野新聞
2022年2月21日
【日光】鬼怒川温泉大原の鬼怒川・川治温泉観光情報センターで20日、開催中の「きぬ姫飾り」の新作となる小判の展示が始まった。3月末まで楽しめる。
きぬ姫飾りは鬼怒川温泉街恒例の「きぬ姫まつり」の一環で、今年で11回目。寒い時季に温泉地を訪れる人たちのおもてなしとして、鬼怒川・川治温泉旅館協同組合女将(おかみ)の会が手掛けている。
会場を埋め尽くす色とりどりのつるし飾りなどは全て、同会の女将や地域の人たちが丹精して作ったもので、徐々に増やしてきた。
今回の小判は、日光ゆかりの徳川家康(とくがわいえやす)の功績である貨幣制度の統一にちなんで制作した。景気回復と食文化の繁栄を願い、女将17人が手分けして約3カ月かけて完成させたという。特注の黄金色などの絹を使って手縫いした小判630枚をはじめ、米俵やえとの寅(とら)などが会場を華やかに彩っている。
同会の八木澤美和(やぎさわみわ)会長は「自由な発想で心を込めて作った。見て楽しんで、黄金のパワーを持ち帰っていただければ」と笑顔で話した。入場無料。