ギャラリー併設 複合施設が完成 茨城・笠間のJR友部駅北口
茨城新聞
2022年3月8日
茨城県笠間市南友部のJR友部駅北口にコンベンション施設「ウィンド・パワー・ギャラリー『GATE(ゲート)』」が完成し、式典が5日開かれた。風力発電事業を手掛けるウィンド・パワー・グループ(神栖市)の資産管理運用会社、小松崎都市開発本社が入居するほか、有名美術作品をそろえたギャラリーなどを備え、駅前の交流施設としての役割も持つのが特徴。
建物の建設用地は笠間市が駅前ロータリーに隣接した市有地の土地活事業として利用者を公募し、昨年3月から工事着工していた。建物には本社事務所のほか、板谷波山や濱田庄司らの著名な陶芸家に加え、茨城県の松井康成、浦口雅行氏の作品が並ぶ「小松崎美術館」を併設。ギャラリー入り口の内部壁面には高い技術で知られる左官技能士、挟土(はさど)秀平氏による土壁の芸術作品「炎(ほむら)」(縦3メートル、横6メートル)があしらわれている。
正面入り口で関係者がテープカットを行った後、式典で小松崎衛社長が「ギャラリーが地元笠間市や友部駅のイメージアップに貢献できれば」とあいさつ。来賓の山口伸樹笠間市長は「新たな地域の拠点として地域活性化に貢献してほしい」と祝いの言葉を述べた。