陶製ひな、春の彩り　茨城・笠間　「桃宴」3月3日まで

茨城県笠間市笠間地区の窯元やギャラリーが陶製のひな人形を並べる「第22回笠間のひなまつり　桃宴(とうえん)」が26日、開幕した。会場の一つ笠間工芸の丘(同市笠間)では、陶製ひなの15段飾りが展示されている。笠間焼作家が干支(えと)や小動物を題材に手掛けた約120体が、会場内に早春の彩りを運んでいる。

桃宴は、市内の工房などで構成する実行委員会が主催。3月3日までの期間中、笠間地区やその周辺の計23店で節句を題材にした作品を並べたり、関連行事を実施したりする。

会期中は一部工房で陶びな制作ができるワークショップが行われるほか、音楽ライブなどの催しも予定されている。

関連イベントとして、陶製ひなの15段飾りを展示している笠間工芸の丘は「コロナ禍で社会のムードが沈みがちになっているが、愛らしい作品を通じて一足早い春を感じていただければ」と話している。

桃宴に関する問い合わせは笠間観光協会(電)0296(72)9222。