古布生かした 作品50点展示 喜連川の和い話い広場

下野新聞
2022年1月6日

 【さくら】つるし飾りなどを集めた「新春を寿(ことほ)ぐ古布への誘(いざな)い」が5日、喜連川の和い話い広場で始まった。着物などの古布を生かした作品約50点を展示している=写真。22日まで。

 制作は、氏家のつるし飾り教室「花ちりめん」に所属するメンバーら7人が担当した。

 「笠(かさ)地蔵」や「花咲かじいさん」「かぐや姫」といった昔話のシーンを養蚕に使った籠(直径約1メートル)に表現したものなど、一つの作品を1年かけて仕上げたという。素材は絹で、ちりめんや絞り染めも見られる。

 出品した喜連川、主婦森田利江(もりたとしえ)さん(66)は「手間暇かけて作ったお宝なので販売はできませんが、見ていただければうれしい」と話していた。

 16日午前11時からは、さくら民話の会が「昔語りと読み語り」と題し、「十二支のはなし」や「お丸山のきつね」を同所で披露する。

 無料。展示は午前9時~午後5時。月曜休み。(問)和い話い広場028・666・8370。

地図を開く 近くのニュース