山芋をもんじゃ風にきぶな焼 居酒屋 きぶな
下野新聞
2021年12月19日
「黄ぶな」が描かれた黄色の看板が目を引く。疫病退散を言い訳に、誘われるがまま店内へ。
ほとんどの客が頼むという名物メニューは、その名も「きぶな焼」(770円)。すりおろした山芋をだしでのばし、タコとエビを加えて鉄板で熱々に焼き上げる。中央には卵がトッピングされ、これをもんじゃ焼き風に食べる。
出来たてをヘラで口に運ぶと、鉄板側はカリッ、表面はフワッ。食感のコントラストが楽しい。山芋の甘さが口中に広がりつつ、酒に合うほどよい塩加減だ。食べ進めても、ゴロゴロ入ったタコとエビが飽きさせない。卵を崩すと、また味の変化が楽しめる。
酒は「きぶなサワー」(440円)を合わせた。シークワーサージュースがベースのオリジナルだ。フルーティーだが、後味はさっぱり。どんな料理とも相性がよい。
1999年開店。代表の大金則共(おおがねのりとも)さん(63)と妻の順子(じゅんこ)さん(65)が夫婦で営んでいる。親しまれる店にしたいとの願いを屋号に込めたそうだ。
■メモ 宇都宮市元今泉4の13の12▽営業時間 午後5時~午前0時▽定休日 月曜、年末年始▽(問)028・639・5423
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