大きめ具材でさっぱり 猫ピロシキ 猫ぱん(小山)

下野新聞
2021年9月4日

店長は13歳の雄猫「ゆたちん」だという。猫好きの鈴木岳人(すずきたけと)さん(43)、有希子(ゆきこ)さん(44)夫妻が自宅の一部を改装し、内装などを“猫一色”にしたパン店を営む。料理人として修業を積んだ岳人さんが中心となって作るパンはひと味違う。

1番人気は「猫ピロシキ」(150円)。アジアやイタリア料理の店で料理人として活躍した岳人さんが作る自家製の具は、大きめに切った豚肉やエビ、タケノコなどを炒めたもので、さっぱりとした優しい味わい。ほどよく揚げられたパン生地とよく合い、食べ応えも十分だ。

食欲をそそる匂いも相まって、つい2個目に手を伸ばしたくなる。「唯一無二のパン」と有希子さんは太鼓判を押す。

2014年開店。2人がそれぞれ過去にパン店で働いた経験を生かし、語呂合わせで猫の日とされる2月22日にオープンした。調理は主に岳人さんが担当する。

「猫ボール」(80円)や「肉球」(120円)など、商品名の多くに猫関連の名前を付けている。

有希子さんが手作りする猫グッズなどの販売も行う。運が良ければ店長のゆたちんにも会えるという。

【メモ】 小山市東城南5丁目11の1。午前9時~午後7時。売り切れ次第閉店。予約や取り置きも可能。日、水曜定休。(問)0285・28・3239。

地図を開く 近くのニュース