無病息災願い茅の輪くぐり 鹿島神宮 8月7日まで

茨城新聞
2021年6月8日

無病息災や延命長寿を祈る「茅(ち)の輪くぐり」が茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮(鹿島則良宮司)で始まった。例年は6月1日に設置するが、今年は新型コロナウイルス退散を願い、早めの5月29日に設置。参拝者たちは茅の輪を8の字に通り抜け、拝殿に向かっている。

同神宮の茅の輪は、直径約350センチで、束ねた茅で作られている。1~6月の罪やケガレをはらう意味合いもある。6月30日には、神職たちが茅の輪をくぐる「夏越大祓式(なごしのおおはらえしき)」が執り行われる。

茅の輪は例年、夏越大祓式が終わると撤去されるが、今年は昨年に引き続き、旧暦の6月30日に当たる8月7日までの約2カ月設置される予定。

権禰宜(ごんねぎ)の村山正寛さんは「疫病退散や『コロナよけ』としてもくぐってもらえれば」と話した。

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