茨城ロボッツ 水戸でパレード ファン、B1昇格祝福
来季1部(B1)への昇格を決めたバスケットボール男子Bリーグの茨城ロボッツの祝賀パレードが29日、水戸市内で行われ、ファンら約1600人(主催者発表)が沿道を埋め、「やったぜB1」「おめでとう」などと書かれた手作りのボードを掲げ祝福した。
パレードは常磐大高吹奏楽部のマーチングバンドが先導し、選手たちは市中心部の国道50号の約600メートルを30分かけてオープンカーや徒歩で移動した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、声出しは禁止されたが、ファンらは大きく手を振り、拍手を送るなどして悲願達成を祝った。
B1昇格を決めたプレーオフ(PO)準決勝と決勝を観戦したという筑西市、下館南中1年、中川瑛人さん(12)は「みんな格好良かった。B1でもたくさん勝利してほしい」と声を弾ませた。パレードスタート地点付近に店を構える老舗和菓子店「木村屋本店」6代目の木村智彦さん(45)は「明るい話題。一層強くなって水戸を盛り上げてほしい」とエールを送った。
パレードには高橋靖水戸市長も訪れ、「これだけの人が集まるのは、確かに地域に根付いている証し。1部昇格はコロナ禍で疲弊している方々の力になるはず」と期待を寄せた。
パレード後、ホームコートのアダストリアみとアリーナで、B1昇格報告会が行われた。平尾充庸(あつのぶ)主将は「B2優勝はならなかったが、B1昇格を決めて素晴らしいパレードができて誇りに思う。B1舞台でも茨城を盛り上げていきたい」と来季の活躍を誓った。