春の訪れ、境内に樫棒響く 鹿島神宮「祭頭祭」 

茨城新聞
2021年3月13日

鹿島神宮(茨城県鹿嶋市宮中)の伝統行事「祭頭祭(さいとうさい)」が9日に行われ、鹿行地域に春の訪れを告げた。祭りの“華”の祭頭囃(ばやし)では、当番字・溝口郷(神栖市)の囃人(はやしびと)たちが五穀豊穣(ほうじょう)と天下太平を願い、樫(かし)棒を組み鳴らし、馬簾(ばれん)を振るった。境内の樹叢(じゅそう)からの木漏れ日が、色とりどりの衣装を身にまとった囃人をひときわ輝かせた。

馬簾を振る若者

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