アクエル前橋が全面オープン 書店と喫茶店が25日オープンで主要施設出そろう
書店「ツタヤブックストア」と喫茶店「カフェ&バー プロント」が25日、JR前橋駅北口の複合施設「アクエル前橋」(前橋市表町)の1階にオープンする。先に営業を始めていた地下1階のカラオケ店「まねきねこ」や体験型施設「ハドーアリーナ」と合わせて主要施設が出そろい、アクエルは同日にグランドオープンする。
ツタヤとプロントは「ブック&カフェ」として併設し、コーヒーや酒を手に本を楽しめる。両店を合わせた広さは約2600平方メートル。在庫冊数は15万2000冊で文芸書やビジネス書、コミックス、児童書などを取りそろえる。
料理教室が開けるキッチンカウンターや読み聞かせスペースを設け、家族連れが訪れやすい店舗を目指した。
アクエルは、コシダカホールディングス(HD、同市)子会社のコシダカプロダクツ(東京都)が旧「エキータ」を取得し、リニューアルを進めてきた。地下1階地上6階建てで、4階にはIT企業のクライム(高崎市)の事業所が入った。
空きスペースの2、3階には、前橋市が学習スペースの設置を計画しているほか、コシダカHDは「オフィス利用を前提に誘致に取り組む」としている。
24日に関係者向けの内覧会が開かれた。グランドオープンを受け、同HDの腰高博社長は「感無量の一言。新たな前橋の顔となり、駅前の活性化に寄与していければ」と話した。