1日だけのコーヒーショップ 高校生3人 チャレンジ 若い力で街を元気に 栃木で13日オープン

下野新聞
2020年12月9日

 【栃木】市内在住で別の高校に通う生徒3人による1日限定のコーヒーショップ「Hello Coffee(ハローコーヒー)」が13日、河合町のサンドイッチ専門店「eat me sandwich(イートミーサンドイッチ)」を間借りしてオープンする。高校生の活力と、共通の趣味であるコーヒーで地域活性化に寄与しようと計画した。3人は「来店する人を笑顔にしたい。若い世代のまちづくりにも注目してほしい」と意気込む。

 運営するのは栃木商業高3年浅野暖斗(あさのはると)さん(17)、佐野日大高3年田中康太郎(たなかこうたろう)さん(18)、栃木翔南高2年西澤友里花(にしざわゆりか)さん(17)。普段から高校生のまちづくり組織「とちぎ高校生蔵部(くらぶ)」の仲間として活動している。

 10月に訪れた小山市内のコーヒーイベントの盛り上がりに感銘を受け、「自分たちもやってみたい」と感じたのがきっかけという。

 準備の中心を担う浅野さんが知人の紹介で知り合った同サンドイッチ店オーナーの籠谷(こもりや)めぐみさん(34)に協力を依頼し、快諾を得た。当日は、テークアウト専門の同店の厨房(ちゅうぼう)を借りてコーヒーを入れ、店頭で提供する。

 田中さんはコーヒーの焙煎(ばいせん)が趣味で、当日もハンドドリップで入れるコーヒーの提供を担当する。自ら豆を選んで焙煎するなど準備にもこだわる。西澤さんはポスターやカップに使われているロゴを考案するなどデザインに尽力し、それぞれの役割で準備を進めている。

 売り上げの目標は100杯。浅野さんは「好評であれば、次回は寄付や募金にもつなげたい」と話す。

 午前11時~午後6時。テークアウトのみで、無くなり次第終了。コーヒー2種400円、高校生以下は300円。

地図を開く 近くのニュース