茨城絶景カレンダー人気、先行で9割販売 県観光物産協
茨城県観光物産協会が手掛けた県内の絶景写真カレンダー「Zekkei IBARAKI 2021」が人気を集めている。12月1日の一般販売開始を前に「県産品お取り寄せサイト」(同協会運営)で先行販売したところ、既に製作部数の9割を販売。同協会は毎年購入するリピーターの存在や、価格が実質2割引きになる同サイトのキャンペーンなどが要因とみている。
カレンダーには国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)のネモフィラや県立歴史館(水戸市)のイチョウ並木など、県内で撮影された写真を収録。県が昨年実施したフォトコンテストのグランプリ作品も採用され、ライトアップされた桜並木が続く東蕗田(ふきた)天満社(八千代町)の参道や、富士山を背景に夕日が沈む霞ケ浦の風景など秀作も楽しめる。
カレンダーを飾る習慣のない若い層も取り込もうと、酒列(さかつら)磯前(いそさき)神社(ひたちなか市)の鎮守の森にたたずむ女性を写した一枚など、「若い女性目線で選んだ写真もいくつか取り入れた」(同協会担当者)。
カレンダーはA2判で全13ページ。5千部作成し、25日現在約4500部を販売した。増刷はしない。同協会の東海林克友宣伝誘致課長は「観光に来てもらいたいところを中心に(写真を)選んだ。ぜひ購入を」と呼び掛けた。
1部千円(税込み)。県三の丸庁舎(水戸市三の丸)内の同協会のほか、東京・銀座の県アンテナショップ「IBARAKI sense(イバラキセンス)」などで販売する。