食中毒事故防止へキノコ鑑別 那珂・茨城県きのこ博士館 一時預かり対応
茨城新聞
2020年10月14日
キノコ狩りのシーズンを迎え、県きのこ博士館(那珂市戸)が、日本菌学会会員による毒キノコの鑑別を一時預かり方式で受け付けている。例年は対面で行っていたが、新型コロナウイルス感染防止のため変更した。会員による鑑別は11月中旬まで。
キノコは同館で預かった後、種類別に冷蔵庫で保管。同会員の後藤康彦さん(74)=千葉県在住=が鑑別し、3~5日後に回答する。これまでは2人で対応していたが、今回は後藤さん1人で鑑別するため、受け付けるキノコは1人当たり3種類まで。同館は事前に種類分けした上での持参を求めている。
後藤さんは「正確に判断するため何本か持ってきてほしい。図鑑に載っていない名前のないキノコもある。不安なら食べないで」と呼び掛ける。同館の荒蒔淳一さん(46)は「キノコの名前を覚えて、食中毒事故を起さないようにしてほしい」と話していた。
問い合わせは同館(電)029(297)0198。受け付け時間は午前9時~午後4時半。月曜休館。
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