宿泊者に特産品 大子町、茨城県の応援割に連動 観光誘客、PRも
茨城新聞
2020年7月17日
新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込む県内観光を支えようと、県が17日から始める1人1泊当たりの宿泊料を3千~5千円補助する「いばらき応援割(県宿泊促進事業)」に合わせ、大子町で、宿泊者1組当たり1セットの町特産品詰め合わせをプレゼントする企画をスタートさせた。
大きく減少した観光客が同町へ宿泊旅行に訪れるきっかけにしてほしいと考え、町の魅力PRもできると企画した。県ホテル旅館生活衛生同業組合大子支部(阿久津博史支部長)が実施主体で、休業中の2軒を除き、同支部に加盟する町内のホテル・旅館など宿泊施設12軒が参加している。
同町や町観光協会、町特産品流通公社の協力を得て、奥久慈茶、こんにゃく、りんごサイダー、奥久慈米など3千円相当の特産品詰め合わせを、利用客1組当たり1セット贈る。250セットを用意。期間は同応援割と同じ8月31日まで。
阿久津支部長は「再開後、少しずつお客さんに来ていただいているが、県事業のこのタイミングと合わせ、景気回復につながるよう努めたい。万全のコロナ対策に取り組みつつ、精いっぱいのおもてなしをしたい。特産品を扱う業者の応援にもなると思う」と話す。
問い合わせは町観光協会(電)0295(72)0285。