駐車場でドライブスルー 道の駅ましこ あすから休館 地元農産物セット販売
下野新聞
2020年4月28日
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、益子町長堤の道の駅ましこは27日、ゴールデンウイーク期間の29日から5月6日までを休館とし、敷地内の駐車場で地元産農作物のドライブスルー販売を実施すると発表した。県内の道の駅では初の取り組みとみられる。
同町が観光地であることや、先週末も県外からの来訪者が一定数いたことなどから休館を決めた。販売の場所を失った町内の農家らを支援しようと、感染リスクを減らす販売方法としてドライブスルー方式を考えたという。
農産物は、箱に詰め合わせた2千円と3千円のセットで販売する。通常の販売価格より2割程度、安くなる見込みという。27日に用意された3千円セットの見本には、タケノコやウド、サニーレタスなどが並んだ。農産物の内容は入荷の状況によって異なる。
同道の駅の神田智規(かんだとものり)支配人は「休館は断腸の思いだが、安全が最優先。農家が丹精して作った野菜なので、地元の野菜を食べる機会にしていただきたい」と話した。
販売時間は午前10時~正午。支払いは現金のみ。町内在住者には配送も受け付ける。(問)0285・72・5530。
一方、芳賀町祖母井(うばがい)の道の駅はがも、感染拡大防止のため29日から5月10日まで休館する。
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