サクラソウ３０００株咲き誇る　つくば・松見公園

　つくば市天久保の松見公園に咲き誇ったサクラソウが訪れる人を楽しませている。NPO法人つくばアーバンガーデニングが植え込んだ250種、3千株以上を観賞できる。見頃は5月上旬ごろまで。
　サクラソウの自生地は日本では少なく、江戸時代からは園芸用として数多くの品種が栽培されているという。5年前から同NPOが花壇を整備し、今年は有志から譲り受けた花芽を1月ごろから育て始め、3月に植え込み作業を行った。
　公園内の池付近の斜面に丸みを帯びた形や星形のような花が咲き、白や紫、ピンクの美しいグラデーションを作り出しており、特徴の花弁の多様さも十分に堪能できる。同NPO理事の落合由美子さん(68)は「かれんさを、つくばの緑豊かな公園の中で楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。