グリーンファーム ワイン、2年ぶり発売へ 牛久のブドウ100%

茨城新聞
2019年12月13日

牛久市が全額出資して設立した農業生産法人うしくグリーンファーム(同市久野町)は15日、同市産ブドウを100%使用した今年の新酒ワイン「LEGAME(レガーメ)2019」を発売する。昨年は不作によりブドウが収穫できなかったため、発売は2年ぶり。720ミリリットル入り2500円(税込み)。

日本初の本格的なワイン醸造場「シャトーカミヤ」があることで知られる同市だが、市内にブドウ農家はほとんどなく、市は「ワインのまち」を目指そうと2013年からブドウの栽培に乗り出し、地元産ブドウのワインの販売を始めた。

檜山酒造(常陸太田市町屋町)に醸造を委託。今年はブドウ約1300キロを収穫し、ワイン1220本を生産した。出来栄えについて檜山雅史社長は「材料のヤマブドウの特徴がよく出ており、味もバランスがいい」と話す。

また、パッケージもリニューアル。地元産ブドウを使用している点を前面に押し出した。同法人の担当者は「クリスマスに向けて楽しく飲んでほしい」とPRしている。うしくグリーンファームや酒販店など市内5店舗で取り扱う。

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