一騎打ち制しモレマV 自転車ジャパンカップ トレック、クリテと2冠 県勢最高は増田ブリッツェンの14位

下野新聞
2019年10月21日

  アジア最高位の自転車ロードレース「2019ジャパンカップサイクルロードレース」は20日、宇都宮市森林公園周回コース(10.3キロ×14周=144.2キロ)で本戦のロードレースを行い、バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)が3時間41分13秒で2015年以来、4年ぶり2度目の優勝を果たした。トレックは19日のクリテリウムも制し、ジャパンカップ2冠も達成した。県勢は宇都宮ブリッツェンの増田成幸(ますだなりゆき)の14位が最高だった。

 120人が出走したレースは完走者40人というサバイバルレースになった。ワールドチームなどの外国人8選手が逃げ、メイン集団はブリッツェンら国内チームが協調してコントロールした。

 11周回目の古賀志林道の上りで逃げ集団が崩壊し、メイン集団から抜けたワールドチームを中心とした約10人の先頭集団ができた。最後はモレマがマイケル・ウッズ(カナダ、EFエデュケーション・ファースト)との一騎打ちを制した。

 3位はディオン・スミス(ニュージーランド、ミッチェルトン・スコット)。中根英登(なかねひでと)(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)が日本人最高の6位となり、アジア最優秀選手賞を2年連続で受賞した。3周ごとに設けられた山岳賞のうち二つはクーン・ボーマン(オランダ、チーム・ユンボ・ヴィスマ)が獲得した。

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