6、7日に「日立さくらまつり」 「濱連」の新山車完成 3年ぶり巡行へ 7日はパレードも

茨城新聞
2019年4月5日

日立市に春本番を告げる6、7日の「日立さくらまつり」で、同市久慈町の久慈浜山車太鼓保存会(濱連、室井一晃会長)の山車が3年ぶりに復活する。新たな山車が完成し、「まつりを盛り上げたい」と同会メンバーは意気込む。

同会は2001年に同まつりに参加して以来、15年間にわたって手作りの山車をトラックに乗せ、太鼓や踊りを披露しながら巡行してきた。だが、16年以降はトラックによる巡行ができなくなったことから、山車を使わずに太鼓などを繰り広げてきた。

昨年末の同会の集まりでメンバーから山車復活を望む声が上がり、人力で動かせる新たな山車建造を決断。今年に入って本格的な作業に取り掛かり、前会長で鉄骨加工会社を営む三代昌孝さん(48)が経験を生かして設計を担当。組み立ても三代さんが中心になり、最終段階の塗装はメンバーが休日を返上して取り組んだ。

新しい山車は長さ約4・7メートル、幅約1・9メートル、高さ約3・4メートル。全体を朱色に仕上げ、随所に金色をあしらって、シンプルながらも華やかさを表現した。人力で動かすことを前提に、骨組みは軽量鉄骨。屋根を付けないなど装飾も減らして軽量化を図り、重さは約600キロに抑えた。下部に移動用キャスター6個を付け、少人数でも動かせるよう工夫した。

同会顧問の今橋英樹さん(69)は「もう一度山車を出したいという一心で完成させることができた。楽しみながら、日立市を盛り上げたい」と満足そうに話す。

6日は午前11時から市民屋台の後ろに付き、7日は午後3時から行われる「みこしパレード」で巡行。両日とも巡行途中で、山車完成を祝って菓子など見物客に配る予定だ。

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