寒に咲く 匂いは甘く 鹿沼・ロウバイ見頃
下野新聞
2019年1月22日
寒中を彩るロウバイが、鹿沼市上永野の「蝋梅(ろうばい)の里」で見頃を迎えている。好天に恵まれた18日は県内外から多くの見物客が足を運び、園内に漂う甘い香り、黄金色の花びらと青空とのコントラストを楽しんだ。
同園のロウバイは約1・3ヘクタールの傾斜地に4種約4千本があり、「日本一のロウバイの里」を標榜(ひょうぼう)。丸い花弁、濃い黄色が特徴の「満月」、レモンイエローで清楚(せいそ)な感じの「素心(そしん)」、そして花の中心部が暗紫色の「基本種」が見頃となっている。「原種」は2、3月に満開となる。
同園をオープンして11年目のオーナー大貫孝之(おおぬきたかゆき)さん(74)は「今年は例年より10日前後早く咲き、見頃を迎えた。甘い香りを楽しんでください」と話す。
来場者は柵などがないため枝の間近で見入ったり、全景が望める高台の観覧台で眺めたりしていた