四国の秋 思い巡らせ 【2018とちぎ紅葉めぐり】大田原・御殿山公園「土佐楓」

下野新聞
2018年11月19日

 大田原市佐久山の御殿山公園で、約80本の「土佐楓(とさかえで)」が紅葉し、見頃を迎えている。

 大田原市観光協会によると、土佐楓は江戸中期に佐久山城主の福原家へ四国・土佐藩主の子弟山内資敬(やまうちすけたか)が養子に入った際、持参したと伝承されている。

 晴れ間がのぞいた17日は、家族連れらがカエデ林で散策を楽しんでいた。同公園では25日まで「佐久山御殿山もみじ祭」も開かれ、土佐楓をライトアップ(午後5~9時)。18日は野だてや雅楽の演奏なども行われる。

 佐久山地区活性化協議会の石崎晴夫(いしざきはるお)さん(55)は「紅葉は来週まで楽しめそう。日中と夜と違った雰囲気を味わってもらいたい」と話した。