秋彩るユニークかかし 常陸太田 27日からイベント
ユニークなかかしが常陸太田市里美地区の秋を彩る「里美かかし祭」が27日から始まるのを前に25日、会場となる同市大中町の里美ふれあい館イベント広場で作品審査会が行われ、一般の部は、地元住民でつくる「美しい里づくり委員会」、学生の部は同市立里美小3年生13人による作品がそれぞれグランプリに輝いた。
同委員会は3年連続8度目のグランプリ獲得。作品は来年のえとであるイノシシの親子3体で構成される大作で、タイトルは農作物への被害を念頭に「大変ご迷惑をおかけしております」。
里美小3年生の「じょうづるさん」は、同市の公式マスコットがモチーフ。高さや幅が2メートル以内の作品が対象となるミニかかしグランプリには、吉村誠さん(同市折橋町)の「福郎(梟)」が選ばれた。
31回目の今回は一般の部に52体、学生の部に20体が出品された。同じくかかし祭を開く福島県郡山市の友好かかしなど、審査対象外の作品を含め、112体を12月1日まで展示する。
かかし祭を主催する「2018さとみ秋の味覚祭実行委員会」の井坂勝安委員長は「アイデアあふれる手の込んだ作品がそろった。かかしを見ながら、里美の秋を楽しんでほしい」と話した。
期間中の10月27、28日は、ツアーミュージシャン計20組が出演する「里美案山子音楽祭」、11月3、4日には、地元特産物即売会や手打ちそばの実演販売を行う「さとみ秋の味覚祭」、同月10、11日は「里美カントリーミュージックフェスティバル」がいずれも同会場で開かれる。
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