石岡のおまつり開幕 幌獅子繰り出す

茨城新聞
2018年9月16日

石岡市総社の常陸国総社宮の例大祭「石岡のおまつり」が15日、市中心市街地で開幕した。各町内の幌(ほろ)獅子32台、山車12台が繰り出し、17日までの3日間、まちは祭り一色に染まる。

毎年15日に行われる「例祭」が、今年は初日に当たり、午前10時から氏子代表らが参列し厳かに執り行われた。午後には雨も上がり、各幌獅子が石岡小校庭に集結。同2時、総社宮の大御輿(みこし)が出発し、今年の年番を務める幸町の御仮殿(おかりや)まで市内を渡御。幌獅子が続き、豪華絢爛(けんらん)な山車が出迎えた。山口芳文祭典委員長は「歴史ある祭り。無事に重責を務めたい」と話した。

祭りは、豊作や無病息災を願う約270年前の奉納相撲が始まりとされ、明治時代にささらや大獅子など風流物が繰り出され、その後、贅(ぜい)を凝らした山車が加わった。今では、40万人超の人出でにぎわう同市最大イベントとなっている。

16日は、総社宮で午前10時半から奉納相撲や巫女(みこ)舞、神楽が奉納され、午後3時から、石岡駅前通りで幌獅子、同6時45分からは山車の大行列が行われる。大御輿は17日に本殿に戻る。

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