ほろ獅子、山車勢揃い 石岡

茨城新聞
2016年9月18日

関東三大祭りの一つ、常陸国総社宮例大祭「石岡のおまつり」が17日、石岡市の中心市街地で開幕した。総社宮の大みこし渡御に続き、各町内のほろ獅子23体が繰り出すなど、会場は多くの見物客でにぎわった。市内は19日まで祭り一色となる。

市内各町のほろ獅子が市立石岡小校庭に集結した後、花火の合図とともに、午後2時から、大みこしが供奉(ぐぶ)行列を組んで年番の宮下町の仮殿まで渡御する「神幸祭」がスタート。大みこしは、冨田町のささら、土橋、仲之内両町の2体のほろ獅子を先頭に、新たに整備されたJR石岡駅の駅前通りや中心市街地を練り歩いた。町内ごとに表情の異なるほろ獅子が続き、通り沿いには幾重にも人だかりができた。高さ約2メートルの人形が飾られた各町内の山車12台はおはやしや踊りを繰り広げ、大みこしを仮殿近くで出迎えた。

18日は午前10時半から総社宮境内で奉納相撲、神楽殿では巫女(みこ)舞と染谷十二座神楽を奉納。午後3時から同駅前でほろ獅子大行列、同6時45分からは山車大行列が行われ、祭りは最高潮に達する。最終日の19日は午後2時に大みこしが仮殿を出発し、供奉行列で本殿に戻る。

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