全群馬近代こけしコンクール 大野さん渋川最優秀 群馬県庁で作品展
上毛新聞
2024年2月5日
第64回全群馬近代こけしコンクール(群馬県、県こけし協同組合など主催)の作品展示が2日、群馬県庁県民ホールで始まった。木目の美しさや造形にこだわった272点が6日まで並ぶ。最優秀賞の内閣総理大臣賞には大野雄哉さん(37)=渋川市=の「福禄寿(ふくろくじゅ)」が選ばれた。
コンクールは未発表の一点物が対象の「創作こけし」、商品化に向いた「新型こけし」、ろくろ技術を用いた「木地玩具」と、生産者以外から募る「一般」の4部門。同組合の岡本有司理事長は「それぞれ自分の得意な分野で力を発揮している。見習って時代に合わせたこけし作りをしていきたい」と語った。
大野さんは同市の地域おこし協力隊員として活動していて、今後は市内に工房を構える予定という。受賞作について「伝統的な七福神のモチーフと現代的な表情をミックスさせた」とした。
休日も観覧できる。午前10時~午後6時(最終日は同4時)。