子どもに表現の場を ステージ発表、ゲーム体験 来月8日に群馬・伊勢崎市の野球場でイベント
子どもにさまざまな体験や自己表現に取り組んでもらおうと、群馬県伊勢崎市のセブンナッツスタジアム(同市野球場)で10月8日、スポーツやステージ発表を楽しむ「イセサキドリームフェスティバル」(同実行委員会主催)が初めて開かれる。飲食や手芸の店が並ぶほか、希望者に特技や趣味の成果を披露できる場所を用意する。市によると、野球の試合や教室以外のイベントで同スタジアムが使用されるのは珍しいという。
ボウリングや的当てゲームなどが体験できるほか、ステージに地元のダンスチームや芸人約30組が出演する。スタジアム周辺には県内外から15のパン店が集まり、キッチンカーやワークショップのブースも出店される。
ナッツ菓子ブランド「セブンナッツ」を展開するハンド(同市昭和町)の根岸正典社長(36)が発案し、実行委を立ち上げた。都内の大学を中退後、29歳でカシューナッツやアーモンドにキャラメルをまぶした菓子の製造販売を始めた。2020年に出身地の同市に販売店を構え、昨年同スタジアムのネーミングライツ(愛称命名権)を取得。幼い頃から親しんだ球場に、自社ブランド名を冠した。
根岸社長は桐生高の野球部出身で、自身の球場を持つのが長年の夢だったといい、「夢が一つかなった気分だった。子どもたちにも好きなことや目標を見つけ、努力する楽しさを味わってほしい」と力を込める。
近年は新型コロナウイルス禍で人の集まる機会が少なかっただけに、同フェスでは参加者に人前で自分のやりたいことを堂々と披露してもらいたいと考えている。
根岸社長は「家庭環境の違いで体験する機会の差が生まれている。視野を広げるきっかけにしてほしい」と参加を呼びかけている。
入場、体験は無料。出演希望はイベントのホームページから受け付けている。問い合わせは実行委事務局(info@7nuts.co.jp)へ。
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