JR宇都宮駅にストリートピアノ 誰でも自由に演奏できます 6月4日までの期間限定
宇都宮ジャズ協会は18日、誰でも自由に演奏できるストリートピアノ「駅ピアノ」をJR宇都宮駅西口イベントスペースに設置した。来月4日までの期間限定で、昨年に続き2回目の実施。円滑な使用に向け、ピアノに合わせた他の楽器演奏を不可とする新たなルールも設けた。初日はオープニングセレモニーが行われ、プロによる演奏が駅構内に響き渡った。
同協会が初めて設置した昨年は演奏待ちの行列が出来るほど盛況だったことから、今回の設置期間は前回より1週間長い18日間とした。利用時間は午前10時~午後7時半。
一方、他の楽器をピアノに合わせて演奏したケースでは、管楽器などの音が大きく、駅窓口の利用時に会話しづらいとの声もあったという。そのため従来の歌唱禁止に加え、他の楽器を使った演奏は不可とした。
セレモニーには、宇都宮市出身のピアニスト倉沢大樹さん、ベーシストの田澤充康さん、フルート奏者島田絵里さんが出演。「線路は続くよどこまでも」など4曲をジャズ風にアレンジして披露すると、集まった人たちから手拍子や拍手が沸き起こった。
演奏に聴き入っていたさいたま市、クラリネット奏者高野茜さん(33)は「きれいな音色に思わず足を止めました」と笑顔。
JR宇都宮駅の福井功二郎副駅長は「ピアノのメロディーとともに、宇都宮の思い出を胸に刻んでほしい」と話していた。