<栃木・県央グルメ>土鍋ごはん秋の田(壬生)の土鍋ごはんランチ 具だくさん、香り豊かに

下野新聞
2023年4月16日

東武安塚駅近くの田園地帯に昨夏オープンした「土鍋ごはん 秋の田」。リゾートホテルで25年間、懐石料理を担当していた店主が作る、土鍋で炊いた具だくさんのご飯が味わえる。

「土鍋ごはんランチ」は前菜、ご飯、デザートなどのセット。ご飯は定番の4種と、桜をテーマにした4月までの春限定の3種類から選べる。

この日の前菜は、春キャベツと小エビの煮浸しや、タケノコの茶わん蒸しなど。ホテルのレストランにありそうな華やかな器に盛られた料理は季節感たっぷりで、素材の食感やうま味が感じられる。

土鍋ご飯の一番人気は、春限定の「筍と桜鯛の土鍋ごはん」(2500円)。米は店主秋田典之さん(45)お気に入りの高根沢町産のコシヒカリを使用。甘く、もちもちした食感が特長という。ふっくらした米にしゃもじを入れ、全体を混ぜて食べると、タイの香ばしさとタケノコの甘みがたまらない。だし茶漬けにすると、昆布とカツオの上品な香りにほっとする。

オープン以来、大学生や地元の女性客、仕事の接待など、幅広い人が利用。秋田さんは「カジュアルな和食屋を目指し、カフェのような店構えにした。いろいろなシーンで利用してほしい」と話す。

▼メモ 壬生町安塚1137の4。日曜、第2月曜定休。午前11時半~午後2時(予約優先)、午後6~9時(前日までの予約制)。(問)0282・33・9008。