もち麦みそ出荷始まる 観光農園などで販売 佐野
下野新聞
2022年10月13日
【佐野】市内で生産されたもち麦「ダイシモチ」を使った「もち麦みそ」の出荷作業が11日、柿平町の市食材加工施設「菜蟲(さいちゅう)館」で始まった。
麦麹(こうじ)や大豆を材料に作られる麦みそは、九州や四国などで多く消費されている。もち麦みそは、40年以上みそ製造を続けているという同所、農業田名網収(たなあみおさむ)さん(82)、幸子(さちこ)さん(77)夫妻とJA佐野が協力し、3年前から作っている。
初日は2月に仕込んだ約350キロのうち約27キロ分の出荷作業が行われた。香ばしい香りが漂う中、田名網さんらは900グラムずつ丁寧にパックに詰めていった。
田名網さん夫妻によると、もち麦みそはコクのある味わいが特徴で、おにぎりなどによく合う。佐野観光農園アグリタウンや同JAの直売所で販売される。