秋シラスメニュー登場 限定のそばやパスタ、ピザも 茨城・鹿嶋市内14店舗

茨城新聞
2022年10月13日

茨城県鹿嶋市の旬な食材を地元飲食店で堪能してもらおうと、10月から「食のフェア かしま食べ物語」(第6章)が始まった。市内14店舗で、鹿島灘産の「秋シラス」を使ったそばやパスタ、ピザなどの限定メニューが楽しめる。シラスを取り上げるのは、今回が初めて。31日まで開催する。

鹿島灘は、全国でも有数なシラスの産地。9~10月にかけて取れる秋シラスは特に脂が乗り、甘みやうまみを味わうことができるという。

同市宮中のイタリア料理店「ブォーナフォルトゥーナ」では、シラスのフリット(洋風の揚げ物)がのったニンニク風味のパスタに、シラスと塩、唐辛子を漬け込んで作る調味料を添えた「シラスのスパゲッティ ロサマリーナ(サルデッラ)添え」を提供。同店シェフの布施範夫さんは「(鹿島灘では)おいしいシラスが手に入る。素材の味を感じてもらいたい」と笑顔を見せた。

同フェアは、市内飲食店の関係者で構成する「鹿島旬の食材選定委員会」が主催。市の旬な食材を周知するとともに、生産者と飲食店の連携を深めることが狙い。これまでに、生キクラゲやブランド豚「かしまし豚」、鹿島だこを取り上げてきた。

参加店舗や各店の限定メニューなどは、公式ホームページとインスタグラムで公開している。問い合わせは、同委員会(市商工会内)(電)0299(82)1919。

 【かしま食べ物語参加店】
▽コミュニティーストア ミズノ
▽にゃーご
▽cervo
▽Bistro Nori-Na
▽トラットリア チンクエチェント
▽豆パン
▽げたや蕎麦
▽イタリア料理 ブォーナフォルトゥーナ
▽SOBA 随神
▽Paradise Beer Factory
▽うちだや
▽サンロード鹿島
▽湧水茶屋 一休
▽Espresso D Works 鹿嶋