小学生ら甲冑姿で街練り歩く 小山で「開運まつり」
下野新聞
2016年10月17日
【小山】第11回おやま開運まつりが16日、市役所北側の小山御殿広場で開かれ、市内の小学生28人による甲冑(かっちゅう)行列などが繰り広げられた。
徳川家康(とくがわいえやす)の天下取りの契機になったとされる軍議「小山評定」にちなみ、「開運のまち小山」を発信しようと市などが毎年開いている。
小山評定は、会津討伐のため進軍していた家康が、石田三成(いしだみつなり)の挙兵を知り、小山に諸大名を集めて開いた軍議とされる。軍議の結果、三成と戦う道を選んだという。市は天下分け目の関ケ原の戦いでの家康勝利を決定付けた軍議として「開運のまち小山」を掲げ、PRしている。
まつりに先立ち、小学生たちが甲冑に身を包み、小山駅西口から会場に通じる中心街をパレード。先頭の小山城南高吹奏学部の演奏に続き、勇壮な姿を披露した。ステージでは市民劇団「開運座」による小山評定の再現劇なども行われ、訪れた市民らを楽しませた。