与一にちなんで流鏑馬奉納 那須神社で例大祭、大田原

下野新聞
2015年9月22日

 【大田原】本殿と楼門が国重要文化財に指定されている南金丸の那須神社で21日、例大祭が行われた。弓の名手那須(なすの)与一(よいち)にちなんだ流鏑馬(やぶさめ)や、市指定無形民俗文化財の那須神社獅子舞が奉納された。

 同神社は仁徳天皇時代の創建で与一が必勝祈願したとされる。例大祭は古式ゆかしく、白装束姿の氏子世話人たちがみこしを担ぎ、本殿から参道の御仮屋まで渡御。笛とささらの演奏で3頭の獅子が舞を披露した。与一太鼓も奉納された。

 流鏑馬では参道をさっそうと馬が走り、陣羽織姿の射手が的めがけて矢を放つと、的の木片が地面にちらばった。

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