江戸情緒、あでやかに復活 栃木で「歌麿道中」
下野新聞
2016年10月10日
栃木市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿(きたがわうたまろ)にちなんで江戸情緒あふれる光景を現代によみがえらせる「歌麿道中」が9日、同市中心部の巴波(うずま)川などで行われた。あでやかな花魁(おいらん)たちの姿を一目見ようと、多くの観光客が詰め掛けた。
市に滞在したとされる歌麿との縁をPRする「第6回歌麿まつり」の目玉。歌麿が描いた情景を再現しようと、花魁、子役の禿(かむろ)、芸者などに市民らが扮(ふん)した。
三味線などが奏でられる中、花魁たちが登場。舟に乗って巴波川をゆったりと行き来した。その後、嘉右衛門(かうえもん)町も今回初めて練り歩いた。