春告げる樫棒の音色 鹿島神宮で祭頭祭

茨城新聞
2016年3月10日

 鹿島地方に春の訪れを告げる祭典「祭頭祭」が9日、鹿嶋市宮中の鹿島神宮で行われ、色鮮やかな衣装に身を包んだ囃人(はやしびと)らが、樫かし棒を組み鳴らしながら参道や門前通りなどを練り歩いた。「カシャカシャ」と樫棒の音色が響き、大勢の見物客が華やかな祭りを楽しんだ。

 祭頭祭の起源は奈良、平安時代ともいわれ、五穀豊穣(ほうじょう)と天下太平を祈る祈念祭と考えられている。1976年に国選択無形民俗文化財に指定されている。

 小雨が降ったりやんだりの天気となったが、当番字を務める左方の奈良毛郷(鹿嶋市)と右方の萩原郷(神栖市)の一行が、男児が務める大総督を先頭に「イヤーホエ鹿島の豊竹トホヨトヤー」の歌に合わせ、約180センチの樫棒を組んでは解く動きを繰り返し、元気に練り歩いた。

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