湯を浴びて神託受ける 社日稲荷神社 大泉

上毛新聞
2017年3月30日

大泉町の社日稲荷(いなり)神社(井上正俊宮司)で26日、春季例大祭が開かれ、釜の熱い湯を笹(ささ)で浴びる探湯(くがたち)神事が行われた。
1816(文化13)年の創建当時から続く神事で町指定重要無形文化財となっている。前宮司の井上加納さん(82)が古式にのっとり、矢を放ち、湯立った釜に笹を入れて身に浴びた。神託を受けた笹をもらうと家内安全、家業繁昌(はんじょう)、また腰に巻いた麻ひもは安産のお守りとされ、来場者はありがたそうに笹や麻を受けとっていた。

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